COLUMN

2020.09.23

「猫が欲しいんです」っていった2日後に3匹の猫を保護したって話

武藤 武藤

「ああ猫と暮らしたい」

しかし、実家の母は大の猫嫌い。1人暮らししたものの、生き物を飼える環境ではない。

そして

私は猫が好きだが、猫は私のことが嫌い。

というジレンマに長年さいなまれていました。

事務所内で

「猫どっかいないですかね」「飼うのならばペットショップなどではなく、捨てられた子猫ちゃんが欲しいんです」「雨の日に段ボールの中でニャーって泣いているような」

なんて軽口を叩いていたその2日後。

まさか3匹、猫を我が家に迎い入れることになるとは誰が想像したでしょうか。

「猫いました」

「猫が欲しい」そう事務所で言いはしたものの、令和なこのご時世、そもそも捨てられている子猫を私は見たことがない。

なので、ある意味都市伝説に近しい感じでもあったのです。

しかし、それは突然にやってきました。

4連休に入る前日、伊藤からの突然の連絡。

「猫いました」

そしてこの画像が送られてきたのです。

わーーーーかわいい。でも悩むなあ。

なぜなら、うちには先住保護犬あんこちゃんがいる。私1人欲しがっても家族が反対するなら難しいよな。なんて思っていたところ

えっ

聞くと、マンションのベランダに放置されている子猫がいるとの事。

伊藤は基本、あまり人に頼み事をしない。

その人が、こんだけ言ってきているということは事態は相当なものだとすぐに察知できました。

伊藤宅へ直行しお母さんのサンドイッチを貰う

すぐに緊急家族会議を行った結果、満場一致で「とりあえず保護しよう」という事に決まりました。

すでに子猫たちは、伊藤宅に一時保護されていたので、まずは伊藤宅へ直行。

見てみると確かに子猫のわりに全く動かない。いや、動けないんだとすぐに分かるレベル。

「ちょっと病院に連れていきます」

「分かりました。では荷物を車まで運ぶの手伝います」

と、車まで運んでいるところ

「よかったら食べて。口にあうといいけど…」と、伊藤母から手渡されたのが、特製サンドイッチ。

動物病院に向かう車内で、美味しくいただきました。そして食べたことで、ドキドキしてた気持ちも収まり病院に着くころには比較的冷静に。

とても嬉しかったし、心まで満たされました。お母さんありがとう。

生後1カ月、そして今夜が山田

動物病院で診察してもらったところ

・生後1カ月

・全員オス

・ご飯も飲み物も受け付けない子は、体力勝負になるので今日も食べないのなら明日必ず来て。点滴。

そうなのです。1匹だけやたらと呼吸が浅く、食事も水も放棄する子がいたのです。

子猫の体重はまだ400グラム。まずは水分と食事をとれるようにならないと命にかかわります。まさに今夜が山田と。

これはいけない。

今まで犬と人間の子を育てた経験をここで発揮しなくては。

そのままだと食べないので、指でエサをすくって上あごに引っ付け、口をしめ喉を無理に動かし飲ませる。

一見乱暴に見えますが、食べること飲むことを拒否している以上、こうするほかないと判断したのです。

もちろん他にスマートな方法がきっとあったのでしょう。しかし「とにかく飲み込ませなくては」という思いが強かったのでこのような摂取方法にしました。

2日目なんとなく元気になってきた。

無理に飲ませ食わせした結果、2日目にはなんとなく、本当感覚ですが元気になってきたように感じられました。

今までは3匹とも微動だにしなかったのですが、ちょっと遊びだしたり

なんかいい感じ。

この日から黒猫は自力でご飯を食べられるようになってきたので、お皿にうつしてあげてました。

3日目脱走する

3日目になると、明らかに変わってきました。

微動だにしない→ヨロヨロ歩き→ジャンプして段ボールから脱走というアクティブさを手に入れたのです。

油断するとすぐに脱走。かわいいけども、まだトイレトレができていないので、ゲージを購入することに。

店員さんに聞いたところ、子猫専用のゲージはない(ボールで代用している人が多数)らしく、「これなら網目に捕まって遊んだりもできるのでいいかもです」と勧められたのがこれ。

でかい。

そして心配そうに見守る「あんこ」母さんかわいい。

サークル内は非常に広いので、3つ子たちものびのびと遊びまくってました。

トイレは足がまだ上がらないので、段ボールで自作。この方法はミスターマックスの店員さんと偶然居合わせたお客様に教えてもらいました。

マジで猫好きの人親切。

なんかめっちゃスクスク3つ子育ってます。

「今夜が山田」と言われたのがウソみたいに、3つ子はスクスクと育ってます。

とはいえ、まだまだ油断は禁物ですけど。

今回初めて猫を飼育するので、分からないことだらけですし、まだ保護して数日なんで何も言えることはないのですが、気づいたことが2点ありました。

・とにかく皆優しい。

「こうすればいいよー」「うちの子こうだったよ」と、見知らぬ人でもすぐに教えてくれるんです

・うちの事務所、猫好き多い。

みんなメロメロです

さしより明日はまた検診のため動物病院へ。どうか問題が解消されていますように。

この記事のキーワード:

ライター紹介

武藤

武藤 佑香里

松坂世代で阿蘇生まれ、熊本市在住。
年齢を重ねたものの、いまだ何かが分かった訳でもなく。ただ迷いつつ、でもがむしゃらに手探りでどーにかこーにか生きております。
元金融なのに計算があまり好きではありません。四十肩防止で毎朝ラジオ体操が日課(にしたい)。

CONTACT

広告のことで悩んでいることがあれば、
お気軽に河内研究所にお問い合わせください。
全力で最適な広告提案をさせていただきます。

お問い合わせはこちら