COLUMN

2021.01.12

優しい歌は全くもって優しくない件【Mr.CHILDREN】

伊藤 伊藤

生涯通して、聴き飽きない歌というのが、人には数曲あると思う。

または

節目に聴きたい曲なんてのもそうだ。

私にとってミスチルの「優しい歌」がそうである。

しかも、タイトルと裏腹にその歌詞が優しくない。

歌詞

出口の無い自問自答

何度繰り返しても やっぱり僕は僕でしかないなら

どちらに転んだとしても それはやはり僕だろう

このスニーカーのヒモを結んだなら さぁ行こう

簡単に平伏した あの日の誓い

思い出して歯痒くて 思わず叫ぶ

後悔の歌 甘えていた

鏡の中の男に今 復讐を誓う

群衆の中に立って 空を見れば

大切な物に気付いて 狂おしくなる

優しい歌 忘れていた

誰かの為に 小さな火をくべるよな

愛する喜びに 満ちあふれた歌

以上2番の歌詞である。

優しくない

もう修行でしかない、この歌詞。

自分と向き合った上に、その自分に復讐するのだ。

前向きどころか「後悔の歌」とはっきり言ってる。

ああしておけば、あの時掴んでおけばと言って、胸かきむしり狂う様が、自分と向き合うことだと歌ってる。もう拷問である。

なのに、聴きたくなる。聴いて胸かきむしり、後悔するのだ。

究極のM歌。いやS歌だ。

聴くたびに思う、まだ自分を追い詰めないと高みに行かない。誰かのために火をくべてやれてるだろうか?そんな、偉そうなこと言えんのか俺…。

そんな時に、引いたおみくじがこれだ。

イチハラヒロコ恋みくじ

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ライター紹介

伊藤

伊藤 匠

とにかく多趣味な流離のジャパニーズサラリーマン。
なによりも音楽をこよなく愛しすぎて、◯も×もつかず49年間独身。深夜によく流れてる未知書◯のCMを見たことがあるでしょうか?あのCMで真ん中を走ってるのが私です。

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