COLUMN

2021.10.11

そんなん”強み”じゃない!!打ち出すべき本当の”強み”とは?

山田 山田

広告・マーケティングの鉄則は己の強みを知り、強みを打ち出すこと。ですが、自分たちで強みだと感じていることが、消費者に響かなかったり、逆になんとも思ってないことが強みになったりということも多いのです。今回は勘違いしがちな自社の強みの見つけ方についてお話します。

強みには独自性が必要である

まずは、自社製品の強みが本当に強みなのか立ち返る必要があります。

よくあるフレーズが「お得」ですが、それは本当に消費者目線でお得なのか。

例えば、25万円のパソコンが23万円で買えます!!って本当にお得なのでしょうか。ネットで見たらもっと安いのありそう…。

次に性能面。食器洗い用のキャッチフレーズが「ガンコな油汚れに!」。隣の商品にも同じことが書いてありそうです。

あとは地方自治体が乱発する「物価が安い」「人が優しい」「水が綺麗」「食べ物が美味しい」。かなりの自治体が同じこと言ってますし、観光や移住の決め手にはならなかったりします。

確かに、魅力的なポイントではあるのですが、他でも同じことが言えちゃう時点で、それ単独で戦えるような強みにはなり得ないんです。

強みの探し方

では、どのようにして自社商品・サービスの強みを見つけるべきなのでしょうか?

既存の商品であれば、消費者の声が一番参考になります。アンケートをとったりSNSで検索してみると、製造元でも「そんな使い方できるんだ!!」と驚くことが多々あります。

愛用してくれている顧客は、ときにメーカーより商品に詳しいことも多々。定期的にヒアリングし、なぜ他社製品ではなく自社製品を使っているのかを聞き出し、強みを押し出す参考にしましょう!

そして、次に大切なのは、しっかり自社の製品と向き合うことです。

「社長の推しポイントがココなんだよね…」と対して凄くもないポイントを推している商品って結構多いんです。

可能であればターゲット層と同じような属性のスタッフが日常的に利用していくことで、改めて魅力に来づけるはずです。

最後に、大切なのはなにより独自性。他には無いというのは、選択の基準になるんです。

例えば、「速乾性の高いシャツ」なんていくらでもありますが「砂漠の砂と同じメカニズムで乾燥するシャツ」なんてあったら目を引きませんか?今思いついたので売れるかは知らないですけど。

そのように、商品開発・企画の段階で他社製品にはない、そして分かりやすいコンセプトが必要なのです。

御社の商品の強みは何?

いくら広告を出しても売れない!というときは、打ち出している強みが本当に強みたり得るのか、向き合ってみることが大切です。

しっかりと消費者が関心を持つ強みを打ち出せば、広告効果もグッと増していきますよ!

この記事のキーワード:

ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

CONTACT

広告のことで悩んでいることがあれば、
お気軽に河内研究所にお問い合わせください。
全力で最適な広告提案をさせていただきます。

お問い合わせはこちら