COLUMN

2020.03.11

魔女の一撃(ぎっくり腰)くらったら1週間こうなります。をご報告します。

武藤 武藤

あれは先週月曜の話。いつものように山田と業務の進捗等を共有していたときに、事件は起こりました。

ホントつらい。

恋と同じく突然やってくるからつらい。

どうでもいいですが、ギックリ腰って「魔女の一撃」という別名があるらしいのです。

事前に「あと1回バカみたいなくしゃみしたら、一撃かますっけんね」って予告してくれりゃ心構えもできるんですが、そこは魔女クオリティ。そんな優しさなんてなく、突然やってきます。

とにもかくにも

ギックリ腰くらいでは仕事も家事も育児も休めない。

いつもとは違う視線で暮らした1週間で気づいたことをここでご報告させてください。

社内ですれ違う人に「なんその歩き方」と言われるのが面倒

腰のどの部分が何がどうなってこうなるのか、素人の私には皆目見当もつきませんが、とにかく膝をまげて歩かないと激痛が走る。

したがって歩き方は必然的に

力士の四股スタイル。

それですり足で会社うろついているんで、そら皆から「なんその歩き方」と言われますよ。そのたびに「ぎっくりで」と答えるのが正直面倒でした。

この経験を踏まえ、次回からは「ギックリ中です」というプラカードを首からぶら下げておこうと思います。

犬の散歩が苦行

我が家にはあんこちゃんという愛犬(中型犬、15キロ)がいます。

毎日、朝と夕方に散歩に行っているのですが、まあそれが想像以上の地獄。人間相手なら「ほら、こんな状況なんで数日、散歩を諦めて欲しい」と交渉できるのですが、賢そうに見えても犬。

しかも日中、お留守番をさせているという負い目から、散歩をなくすという選択肢はあまりに残酷。

しかも我が家の夫は基本、単身赴任。子供はまだ中型犬を1人で散歩できるほどの能力はない。

なので私が行くしかありません。

とは言え、あんこちゃんはおとなしいので散歩中も突然走り出すなんてことはなく、どうにかこうにか四股スタイルでも行けたのですが、問題は排泄物の処理。

いちいちかがまないといけません。

四股から、かがむと、尻もちつく率って倍増するんですよ。尻いてーわ、腰いてーわ命がけの散歩でございました。

「デュクシ!!」に我を失いそうになる

子供たちに腰につけてコルセットを見せ

「いいか?母は腰がやばい。」と伝えてみました。

すると

「かわいそう…」

と腰を撫でてくれるではありませんか。

涙ですよ。

あんなに日々「修行せなんけん山に行こう」って言いまくる子でも、こういう事態には察してくれるんだな…。

いい子に育って…

「ねえママ」

「ん?なんだい?」

「マッサージしたけん100円ちょうだい」

ふざけんなああああああ!!!!!!!

「マッサージしたやん!」

デュクシ!!

ファー――

よりによって腰デュクシすんなーーー…

案外、ぎっくり経験者多いことを知る

腰が痛かろうが仕事は続く。外回りにも出らにゃならん。

しかし先に話したように、四股状態。

「でへへ…へっくしょいってしたらギックリになりまして」と一言いうのですが

「うわーーーー!!わかるーー!」

「おすすめの整体、紹介しようか?」

「ぎっくりはあっためたらいかんとばい」

などなど。

普段はなかなか、そこまで踏み入った話をしたことがないようなお取引様とも、ギックリのおかげで少しだけ距離が縮まった気がします。

ギックリしたことで人の温かさを知る

分かりやすいギックリ姿なので、なんだか皆優しくなります。

例えばPCが入ったカバンを持ってくれたり。

弁当を買いに行ってくれたり。

痛み止めの薬を買いに行ってくれたり。

私、今回「親切にしてもらった」立場になって気づきました。

普段こんなに人のことを考えていきてないなって。

今回もし逆の立場だったらこんなに優しく私はできたのか…?

否。

うん、優しくなろう。してもらったように。

そのことを今回のギックリ腰で気づけました。魔女から「お前もうちっと人に優しくせーよ!!」っていうメッセージだったことを信じて。

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ライター紹介

武藤

武藤 佑香里

松坂世代で阿蘇生まれ、熊本市在住。
年齢を重ねたものの、いまだ何かが分かった訳でもなく。ただ迷いつつ、でもがむしゃらに手探りでどーにかこーにか生きております。
元金融なのに計算があまり好きではありません。四十肩防止で毎朝ラジオ体操が日課(にしたい)。

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