COLUMN

2020.03.18

「今が1番可愛いのに」って言葉、結構呪縛だと思う。

武藤 武藤

相手に決して悪気がある訳じゃない。

でも、今欲しいのはその言葉じゃない。

そんなことって意外と、育児中であれば少なくありません。

個人的に呪縛だなって思うワード第1位が

「えー?今が1番かわいいのに」。

いや分かるんですよ。

でも、言われてる側からすれば、「え?嘘でしょ?まだそんな月齢(年齢)での悩みなんて、屁のカッパよ?今からよ」と、暗に言われているような気がしてならない。

それも確かに事実なんでしょうが、そこでマウント取られても仕方ないんですよ。単に私がひねくれているだけかもしれませんが、育児に悩んでいる時に「今が1番(マシ)」って言われても

だけんなん?

なんですよ。

きっと同じようにひねくれているママもいるはず。

じゃどうすればいいのか、具体的に考えてみました。

逆算したらいいのでは説

しんどい理由の大部分って「いつこの沼から抜け出せるのか分からない」という所じゃないかと推測しました。

人間、ゴールが見えればどうにか頑張れるもの。

そこで今回、ゴールはいつなのか?で計算してみました。ちなみに子供は7歳と仮定します。

計算方法は以下のとおり

単純に日数だけを計算しても何の意味もありません。

子どもと接する時間がどの程度なのか?で算出してみましょう。

計算方法は、1日のうち一緒に過ごせる時間×365日×一緒に過ごせる年数÷24÷365

で、算出できます。早速やってみましょう。

我が家の場合、平日4時間、休日13時間だと判明しました。

4時間×平日27日=108時間(A)

13時間×休日4日=52時間(B)

(A)+(b)=160時間。

1カ月、子供と接する時間は160時間。

1年であれば

160時間×12カ月=1,920時間。

子どもが15歳になるまで、とすれば残りあと8年なので

1,920時間×8年=15,360時間

これを実質日割りで計算

15,360時間÷25=614日

614日÷365日=1年7カ月

えっ….嘘でしょ

あの「ママーー!!!」「ママーーー!!早く山に行って修行しよう!」の日々ってあと1年7カ月しかないの…?

子どもと過ごせる時間があと1年7カ月だとしたら

子どもと実質、一緒に過ごせる日があと1年7カ月だとしたら。

どうしよう。

自分で計算して言うのもなんですが、ほんとあっという間なんだなあってなんだか泣けてきました。

この短い期間で、何を伝えよう、どんな言葉をかけたらいい?

そして

いつか必ず訪れる1人立ちに向けて、親として何を伝えればいい??

「あんなことも教えてない」

「これも伝えきれていない」

そんな後悔ばかりが押し寄せてきました。

呪縛から解放させよう。

「キャパがなさすぎる…」

「私がもっとしっかりしていれば」

何気ない他人からのセリフがきっかけで、どんどん自分ダメ沼にはまっている場合じゃありません。

泣いても笑っていても平等に時は過ぎるのです。

今すべきことは、子供との限りある時間をいかに無駄なく使っていくか。それだけ。

大事なことをしっかりと伝える

そして

「やめろ!クソババア!」と言われる日まで、惜しみなく抱きしめる。

きっと1年7カ月なんてあっという間なんです。

どうか子供の思い出の中の1つに入れますように。

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ライター紹介

武藤

武藤 佑香里

松坂世代で阿蘇生まれ、熊本市在住。
年齢を重ねたものの、いまだ何かが分かった訳でもなく。ただ迷いつつ、でもがむしゃらに手探りでどーにかこーにか生きております。
元金融なのに計算があまり好きではありません。四十肩防止で毎朝ラジオ体操が日課(にしたい)。

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