COLUMN

2020.04.15

こんな時なのに。こんな時だから。エンタメって必要なんだと思う。

武藤 武藤

熊本県内でも毎日のように、新たなコロナ発症者が発表されるようになってきました。

外出自粛要請などで、客足がとおのき臨時休業を余儀なくされた店舗や、新しいサービスで継続しているお店など、大げさではなく生き残りをかけた決断を余儀なくされています。

…とまあ、ここまでは「当たり前」に認知された話。

問題はこの事態に、「何ができるんだろう」と考える力が必要となってくる点。

今までどおりではどうにもこうにもならない。

でも現状を打破しなければ前にすすむどころか、気づけば後退する一方です。

弊社もいくつかサイトを運営していますが、取り扱う内容であったり、表現方法を変えなければならない。そんな時期にきているのかなと感じています。

しかし

こんな時だからこそ

やっぱりエンタメの力って必要じゃない?って思うのです。

今までのやり方を変える機会に

弊社が運営している代表的なサイトが「肥後ジャーナル」です。

熊本県内のローカル情報を取り扱う媒体なのですが、おかげさまで年々読者数が増えてきています。

似たような媒体がある中で、これはとても嬉しくそしてありがたい事。

手前味噌ではありますが、これもすべて雨にも負けず風にも負けず。編集部からのフィードバックにも負けず。

ひたすら「好き」の気持ちで執筆し続けているライターさんのおかげなんです。

今まではブラックジョークであったり多少ふざけていたとしても

「いや肥後ジャーナルだけんねw」

で、許されてきたのですが

昨今の世情を鑑みると

もう軽々しくふざけちゃいけない空気感が否めません。

叩かれるのが怖いんじゃないんです。せっかく懸命に頑張ってくれているライターさんが傷つくのがイヤなんです。

そこを回避するには、方向性自体を変えていく、そんな必要性が出てきているのかな、なんて考えました。

情報のみを取り扱うなら新聞に任せればいい

色々考えました。

もちろん今までもすべての記事が奇をてらうような内容ばかりではない。

でも今はどんな内容でも叩かれる材料になってしまう。

では比較的落ち着いた内容にしよう、真面目にしよう、情報のみを取り扱ってみてはどうだろう。

確かに正しいことでしょう。

でも、書いている側もそうでしょうが、見ていて全然ワクワクしない。

コロナで自粛ムードなんだからワクワクしなくて当然。

それも正しい。

でも人間の感情って「正しいか正しくないか」

そんな簡単なものじゃないでしょう?

正しい品行方正な記事ならば新聞社に任せておけばいい。

じゃ「肥後ジャーナル」としての役割とは一体何なんだ?と考えた答えはやっぱり「エンタメ性」なんじゃないのかと思うのです。

エンタメは自分の余裕になる

笑いの部分であったり、娯楽であったり。

まさに「不要不急」でしょう。

でも笑えないと心が苦しくなります。

例えばテイクアウトのお弁当を買いに行ったときに店員さんがにこやかに接客しているのと「もうコロナまいっちゃうよ」とばかり言い出すのと、どちらがいいですか?という事と同じです。

苦しい時に無理に笑えとは言いません。

でも、少しでも笑った方が相手も自分も気持ちがいいものじゃないですか。

そして笑えれば少しだけですが、自分の心にも余裕が生まれてきます。

そんな時こそいい打開策が生まれるものです。

方向性を変えるのであれば、そのような内容に転換していけば、コロナのため致し方なく、とはならないものです。

「ピンチはチャンス」

なんてキレイごとを言う気は毛頭ありません。

「まあね、色々あるばってん、やるしかなかよね」

って腹をくくること。

そうなれるよう、日常にほんの少しの笑いを提供できる場であり続けたいと思うのです。

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ライター紹介

武藤

武藤 佑香里

松坂世代で阿蘇生まれ、熊本市在住。
年齢を重ねたものの、いまだ何かが分かった訳でもなく。ただ迷いつつ、でもがむしゃらに手探りでどーにかこーにか生きております。
元金融なのに計算があまり好きではありません。四十肩防止で毎朝ラジオ体操が日課(にしたい)。

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