コラム
COLUMN
「うん」とか「すん」とか。
先日、息子に
「あんた黙っとらんで、うんとかすんとか言いなっせて!!!」と伝えたところ
振り向きざまに
「…すん!!!!」
と言われました。どうも武藤です。
「言いなっせ」といったのは自分なのに、いざ言われると「…おお」ってなるの何なのでしょうね。
今ももっと気の利いた返しができたのではないかと悔やんでおります。
さて、今回はこのような謎日本語の由来と、それを言われたときのリアクションについて記したいと思います。そうです。完全に誰得内容です。
大体「すん」ってなんや
うんとかすんとかって使いましたが、よく考えればこの正しい使い方って
「うんともすんとも」ですよね。確か。
いずれにしても「すん」の意味が分からないので調べてみました。
すん
〘感動〙 軽くうなずき、承知した意を表わす語。「うん」に対し、声にならない軽い息づかいを示す。「うんともすんともいわない」
「精選版 日本国語大辞典」
「うん」が承諾の意とするならば、「すん」も同意語ってことなのでしょうか。
これなら常日頃私が山田に言っている
「返事は”はい”か”イエス”!!」のと同じってことになりますね。
そうなると押し黙った相手に対し「うんとかすんとか」って言っている事自体、日本語としてイカレテルわけです。
そしてその返事が「すん!!!!」だった場合は、まんまと相手がこちらのミスリードにひっかかったという二重バカ。
そのためもし相手が「すん」って言ってきたら己の日本語の誤りも棚にあげ「やーいやーい」って言ってやればいいって話ですね。
日本語って本当に難しい
他にも、誤った使い方がむしろ日常使いになっていることがあるものです。
例えば「爆笑」なんて大いに笑うことというイメージですが、元々は大勢の人がドッと笑うという意味。
しかしもうそんな使い方をしている人の方が稀ですよね。爆笑と言ったら1人でも複数でもとりあえず笑っていれば使います。
で、結局何が言いたいのかって話ですが
肥後ジャーナル今年は誤字脱字しないって誓いたてたけど、こんな難しいこともあるからやっぱり無理かもしれません。
っていう保険記事です。
ごめんなさい。日本語、勉強します。
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ライター紹介
武藤 佑香里
松坂世代で阿蘇生まれ、熊本市在住。
年齢を重ねたものの、いまだ何かが分かった訳でもなく。ただ迷いつつ、でもがむしゃらに手探りでどーにかこーにか生きております。
元金融なのに計算があまり好きではありません。四十肩防止で毎朝ラジオ体操が日課(にしたい)。
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