COLUMN

2021.07.12

フォロワー増えたで喜ぶな フォロワーの増加=SNS戦略の成功ではない

山田 山田

企業や店舗でSNSの運用を始めたとき、「目標はフォロワー1万人だ!!」みたないな話がよくあります。実際、フォロワーの増減で一喜一憂することは多々ありますし、フォロワーが増えるに越したことはないのですが、必ずしもフォロワーの増加=効果的なSNS戦略ではありません。ここを勘違いするとどれだけ人気のSNSアカウントを育てても、売上にはつながらないのです。今回は勘違いしがちな「フォロワーの増加=SNS戦略の成功」という落とし穴についてお話します。

目標フォロワー数を決めるのは良いことだけど

SNS運用を始める際に、目標フォロワー数を決めることが多いです。

○月までに○人のように。

目標を立てるのは良いことですし、フォロワーが増えることで比例して発信力も増しますので、間違ってはいないのですが、よくあるのが、目標設定がフォロワー数だけというケース。

実際、目に見えてアカウントの成長がわかりやすいですし、上司にも報告しやすいのですが、フォロワー数=売上にはならないため、ただ闇雲にフォロワー数を増やすことは費用対効果が悪いケースも多いのです。

フォローを増やすことに注力しすぎると…

フォロワーを増やすために、片っ端から目についたアカウントをフォローしたり、いいねしてみたりするアカウントが多いのですが、これは悪手。最悪、アカウントを凍結される可能性すらあります。

たとえ、アカウント凍結にならずとも、興味のない人にフォローされまくったとしても、売上につながる可能性は非常に低いんです。

よくあるのは、「リツイートで○名様にAmazonギフト券プレゼント」というような企画。これ、めちゃくちゃフォロワー集まるのですが、実際に関心があるのはAmazonギフト券で、あなたのお店ではないんです。

その結果、多くのフォロワーにいくら情報を発信しても、売上につながらないという結果に。

フォロワーは量より質

何事もそうですが、量より質を大切にしたほうがうまくいきます。

1万人フォロワーがいて、実際の顧客になってくれる人が100人程度というアカウントより、フォロワーが500人ほどでも、半数の250人が実際に顧客になってくれるようなアカウントの方が売上につながります。

そのためには魅力的な投稿を続け、有益な情報をフォロワーに発信し続けることが大切です。

そういった運用を続けることで、自然とフォロワーも増えていきますよ!

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ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

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