コラム
COLUMN
新人社員が肥後ジャーナルの記事を書く「記事編」
初めての取材を終え、取材をする楽しさを少し掴み、余韻に浸っていた私。
・・・・・これで終わりじゃなしからね?
愛用のパソコンが私に語り掛けてきた。
ここからが更なる挑戦の時。
伺ったお話を肥後ジャーナルの読者様にお伝えする、重要なお仕事に挑んでいく。
何を書けばいいの?
今日の取材の内容を、一つ一つ思い出してはみるものの、どういう記事にすればいいのか。
取材時に撮った写真を見ながら、まずは取材の流れ通りに文章にしてみることにした。
「お店はここにある」
「店内のここに商品が置いてある」
「こんな商品がある」
「おすすめはこの商品」
「実際に食べた感想」
「お店の伝えたいこと」
「まとめ」
この流れに当てはめて記事にする。
「上手に書けたんじゃないの??」
記事は初挑戦ながらもなかなかの出来栄え。
・・・と、思っていたのは自分だけである。
人に伝える記事にすること
記事を先輩ライターに確認してもらう。
確認後の返信には、実際に肥後ジャーナルに掲載された時の状態を見れるものの添付と、先輩ライターからのアドバイス。
「肥後ジャーナルの読者になって読んでください。違う表現のほうが読みやすいところとか、改行の場所、句読点の置き方にも注意して書き直してください。」
『読者の気持ちになって』
ここで私は大切なことに気付く。
記事にするって、取材した内容をただ書くだけではいけない。
「肥後ジャーナル」の「読者様」に「紹介したいこと」が伝わらないといけないのだ。
改めて「自分の体験としての記事」ではなく「誰かの体験した記事」として読んでみると、再考するべき点がいくつも出てきた。
また、実際の記事として見ることで、改行する場所などのイメージもつけやすい。
修正しながら、表現の方法が分からないところなどは、何度も相談し記事の完成へと歩みを進めていった。
初めての肥後ジャーナル掲載
こうやって出来上がった記事は、無事に肥後ジャーナルに掲載された。
取材をするというのもかなりの緊張で臨んだが、自分の生み出した物が、たくさんの人に読まれる。
緊張しないわけがなく「公開したよ~」の連絡に安堵よりも「読者様にお店の事が伝わるだろうか・・・・」
という不安と心配で、その日の夕食は、ご飯を一度しかおかわりできなかった。
後日「お店に肥後ジャーナルを見て買いに来ました!ってお客さんが何名もいらっしゃったみたいだよ!」との連絡をもらった時、初めて「私の書いた記事でお店の事を伝えることができたんだ」とホッとすることができた。
これが私の初めての記事を書くまである。
これで私も晴れて肥後ジャーナルのライターになれたわけだ、と胸を張って発言したいのだが、あくまでも初めての記事でを書いただけであって、ライターとしては駆け出したばかりである。
これからもっともっとライターとしての経験やスキルを磨いていかなくてはいけないのだ。
将来、私が「先輩ライター」として誰かに付き添うことができるように。
私のライターとしての道は、今ここから始まったばかりである。
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ライター紹介
徳田 幸美
熊本に生まれ、熊本で育った生粋の熊本人。普通の人生を普通に歩んでいる普通の人間です。唯一普通じゃない所があるとすれば、少しだけ鉄道に詳しいです。
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