COLUMN

2020.06.09

またGoogleが難しいこと言ってる……。ウェブバイタルって何……。

山田 山田

GoogleDevelopersという、Googleの開発者とか偉い人がブログみたいにして「Googleはこんなこと考えてるよ」「こんな風にシステム作ってるよ」とこまめに教えてくれるサイトがあります。年に1~2回くらいのペースで業界がざわつく爆弾発言もあります。

Google検索や広告の仕組みはマーケティング担当者にとってはかなり大事な要素。早めに情報ゲット!と思ってチェックして見ても大体書いてあることが難しくて理解できません。

そこで、今回はGoogleDevelopersにて6月4日に投稿された「Web Vitals を支える科学」という投稿について解説したいと思います!

Web Vitels(ウェブバイタル)って何?

まず、Web Vitels(ウェブバイタル)という言葉について解説します!

医療系のドラマなんかで「バイタル安定しません!!」って台詞、聞いたことありませんか?

あれは、バイタルサイン(生命兆候)という言葉の略で、脈拍や呼吸、血圧、体温などの大切な数値を表すものです。

つまり、ウェブバイタルとは、ウェブ上における重要な数値のことなんです。

今回Googleは「LCP」「FID」「CLS」という3つの数字で測って、改善していきましょう!!と言ってるんですけど、まぁ、難しくて3つ中3つ分かりません。なんでもかんでもアルファベット3文字の略語にしちゃう現象に名前とかないんだろうかと思います。

ということで、この3つの指標について解説します!

LCP=ページの読み込み待ち時間早くしろ

LCP(Largest Contentful Paint)とは、ページの読み込み待ち時間を計測した数値です。

「お!この記事読みたい!」とか「面白そうなサイト見つけた!!」というときに、ワクワクしながらページをヒライたのに、めちゃくちゃ読み込みに時間がかかって、なかなか表示されないことってありませんか?

それで、「もう待てない!!見るのやーめった」ってなる人、結構多いそうです。

CLS=突然変わるレイアウトなんとかしろ

CLS(Cumulative Layout Shift)とは、予期せぬレイアウトの変化を図る指数です。

「記事を読んでたらまだページの読み込みが続いていて、途中でレイアウトが変わって読んでた文章どっかいった!」とか「関連記事読もうとしたらレイアウトずれて広告押しちゃった!」などの経験ってありませんか?

あれって、めちゃくちゃ腹立ちますよね。

そういうのを減らしていきましょうー!という目的のために、実際どれくらいレイアウトがサイト閲覧中に壊れちゃうのかを計測した指数です。

FID=入力した情報をもっと早く読み込め

FID(First Input Delay)は初回入力遅延という意味です。直訳してもよく分かりません。

通販サイトとかで「この商品ポチっちゃおう!」と押してもなかなか画面が切り替わらず「あれ?ちゃんと押せてない?」ともう一回押したら、同じ商品がカートに2個入ってた!!」なんて事ありません?

あれです。ユーザーが情報を入力したときに遅延が起きて、それが原因でエラーが起きるやつ。

ひどいやつだと、個人情報を大量に入力して、ページ切り替わらないからもう一回押したら「エラーでーす。もう一回全部入力してね!!」なんてのもありますよね。

これも減らしましょうねってことで、Googleが指標として設定してます。

Google「ユーザーはウェブ上を旅してるんだぜ」

Googleはウェブサイト内の遷移を「ページではなく旅である」と表現しています。
旅の途中で、でこぼこした石につまずいたり、道が工事中で迂回したり、結局それで道迷っちゃったりしたら、ストレスになるし、目的地に向かうのが億劫になってきますよね。
それが、ウェブ上でも同じで、石ころ転がってたり、回り道しないといけなかったりすると、サイトからの離脱に繋がっちゃうんだそうです。
なので、ウェブサイトに訪れたユーザーに快適な旅ができるような環境を整えましょう!という目的で、数値化したものが「ウェブバイタル」の基準となる「LPC=ページの読み込み時間」「CLS=突然のレイアウト変化」「FID=入力の遅延」の3つの数値なんです。

ちなみ、この記事内では、

サイトのページ読み込みの 75 パーセンタイルで、

  •  LCP を 2.5 秒未満にすること。
  •  CLS を 0.1 未満にすること。
  •  100 ミリ秒未満の FID を目指すこと。

の3点が科学的な根拠から推奨されています。

これらの基準を満たすことで、ページ読み込みをやめる(読み込みが完了する前にページを離れる)ユーザーが 24% 少なくなるという調査結果も出ているそうですよ。

ちょっとむずかしい話ですが、Googleが基準として発表している数字なので、「サイトの離脱率多いな…」という人は、この数値を測定し、改善してみると良いかもしれません!

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ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

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