COLUMN

2020.06.30

マーケティングは戦争だ!軍事用語が由来になったマーケティング用語

山田 山田

マーケティングは、競合他社としのぎを削り、市場を開拓し売上を向上させていく戦いのようなものです。

実は、マーケティング用語には軍事用語が由来になった言葉がいくつもあるんです。

言われてみれば、「戦略」なんかも本来は軍事用語ですよね。今回はそんな軍事用語が由来となったマーケティング用語を紹介していきます!

マーケティングは戦争だ

ちょっと物騒な話ですが、マーケティングと戦争はよく似ています。

マーケティングって、競合他社が存在するからこそ必要になります。戦争だって戦う相手がいなければ起こりません。

たとえば、ある地域に飲食店が1店舗しかなかったら、みんなそこで食事をしますよね?ですが、2店舗になると少しでも売上をあげようと2店舗間で競争が始まります。そこに、100店舗できたらまさしく激戦です。

ニーズの限られた市場を同業他社で奪い合う。まさしく戦争そのものです。

マーケティングの概念が生まれるより、戦争の歴史の方が古く数々の知見が磨かれているため、軍事用語がそのままマーケティング用語になっているケースが多いのです。

軍事用語が由来のマーケティング用語

では、実際に軍事用語が由来のマーケティング用語を見ていきましょう!

戦略

「戦略」は頻繁に使うことばですよね。「広報戦略」とか「営業戦略」とか会議のたびに出てくる言葉です。

言葉の通り、戦争で勝利するための計画のことです。普段何気なく使っている言葉ですが、これも元は軍事用語なんです。

ターゲット

「ターゲット」も、攻撃や作戦の対象・標的を表す軍事用語です。

そう考えると「30代の女性がメインターゲットです」って恐ろしいですよね。

キャンペーン

これもよく聞く言葉です。「キャンペーン」。これももともとは「戦役」と日本語訳されるような軍事用語。一定の期間に行う軍事行動を総称したことばで、今では一定期間注力して行うマーケティング戦略を総称して使われますよね。

「夏の特別キャンペーン」は軍事的に言うと「夏の特別戦役」になります。恐ろしい。

軍事戦略がマーケティングに使われていることも!

用語だけでなく実際の戦略や兵法がマーケティングや経営に生かされているケースも多いんです。

例えば「孫子の兵法」などは、多くの経営者が参考にしています。「戦わずして勝つ」なんかの言葉は有名ですよね。

他にはランチェスターの法則などの軍事的な戦略がマーケティングに使われています。

話すと長くなるので簡単に説明すると局地戦と広域戦でそれぞれ勝利するための方程式です。これをマーケティングに応用して中小零細企業でも大企業相手に戦う戦略が練られたりします。

マーケティングに悩んだ時は兵法にヒントがあるかも?

このように、数々の軍事用語が知らないうちにマーケティング用語になっています。本質的にマーケティングと戦争が似ているためでしょう。前線で戦う兵隊は営業マンや販売員。兵站になる物流。指揮官となる管理職。悩んだときには兵法から学んでみるのも良いかもしれませんね。

その上で、最も大事のは「戦わずして勝つ」こと。戦いが起きずに利益が生まれるならベストなので、ブルーオーシャンを探して、戦いの起きないマーケティングを目指しましょう!

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ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

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