コラム
COLUMN
「今が1番可愛いのに」って言葉、結構呪縛だと思う。
相手に決して悪気がある訳じゃない。
でも、今欲しいのはその言葉じゃない。
そんなことって意外と、育児中であれば少なくありません。
個人的に呪縛だなって思うワード第1位が
「えー?今が1番かわいいのに」。
いや分かるんですよ。
でも、言われてる側からすれば、「え?嘘でしょ?まだそんな月齢(年齢)での悩みなんて、屁のカッパよ?今からよ」と、暗に言われているような気がしてならない。
それも確かに事実なんでしょうが、そこでマウント取られても仕方ないんですよ。単に私がひねくれているだけかもしれませんが、育児に悩んでいる時に「今が1番(マシ)」って言われても
だけんなん?
なんですよ。
きっと同じようにひねくれているママもいるはず。
じゃどうすればいいのか、具体的に考えてみました。
逆算したらいいのでは説
しんどい理由の大部分って「いつこの沼から抜け出せるのか分からない」という所じゃないかと推測しました。
人間、ゴールが見えればどうにか頑張れるもの。
そこで今回、ゴールはいつなのか?で計算してみました。ちなみに子供は7歳と仮定します。
計算方法は以下のとおり
単純に日数だけを計算しても何の意味もありません。
子どもと接する時間がどの程度なのか?で算出してみましょう。
計算方法は、1日のうち一緒に過ごせる時間×365日×一緒に過ごせる年数÷24÷365
で、算出できます。早速やってみましょう。
我が家の場合、平日4時間、休日13時間だと判明しました。
4時間×平日27日=108時間(A)
13時間×休日4日=52時間(B)
(A)+(b)=160時間。
1カ月、子供と接する時間は160時間。
1年であれば
160時間×12カ月=1,920時間。
子どもが15歳になるまで、とすれば残りあと8年なので
1,920時間×8年=15,360時間
これを実質日割りで計算
15,360時間÷25=614日
614日÷365日=1年7カ月
えっ….嘘でしょ
あの「ママーー!!!」「ママーーー!!早く山に行って修行しよう!」の日々ってあと1年7カ月しかないの…?
子どもと過ごせる時間があと1年7カ月だとしたら
子どもと実質、一緒に過ごせる日があと1年7カ月だとしたら。
どうしよう。
自分で計算して言うのもなんですが、ほんとあっという間なんだなあってなんだか泣けてきました。
この短い期間で、何を伝えよう、どんな言葉をかけたらいい?
そして
いつか必ず訪れる1人立ちに向けて、親として何を伝えればいい??
「あんなことも教えてない」
「これも伝えきれていない」
そんな後悔ばかりが押し寄せてきました。
呪縛から解放させよう。
「キャパがなさすぎる…」
「私がもっとしっかりしていれば」
何気ない他人からのセリフがきっかけで、どんどん自分ダメ沼にはまっている場合じゃありません。
泣いても笑っていても平等に時は過ぎるのです。
今すべきことは、子供との限りある時間をいかに無駄なく使っていくか。それだけ。
大事なことをしっかりと伝える
そして
「やめろ!クソババア!」と言われる日まで、惜しみなく抱きしめる。
きっと1年7カ月なんてあっという間なんです。
どうか子供の思い出の中の1つに入れますように。
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ライター紹介
武藤 佑香里
松坂世代で阿蘇生まれ、熊本市在住。
年齢を重ねたものの、いまだ何かが分かった訳でもなく。ただ迷いつつ、でもがむしゃらに手探りでどーにかこーにか生きております。
元金融なのに計算があまり好きではありません。四十肩防止で毎朝ラジオ体操が日課(にしたい)。
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