COLUMN

2020.04.15

新型コロナウイルスの影響で飲食店がテイクアウトを始める前に考えるべきこと

山田 山田

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多くの飲食店で通常通りの営業が難しくなっています。

そんな中で、テイクアウトで料理を提供することで、少しでも売上減少をカバーしようという動きが出ていますが、焼け石に水にしかならない、という話も聞こえてきます。確かに、外食を自粛している方が増える中でテイクアウトの需要は高まっていますが、単純にテイクアウトを始めただけでは、知られていないのでなかなか売上には繋がりません。今回は飲食店でできる売上減少をカバーする施策をご紹介します。

テイクアウトを始めても認知されなきゃ意味がない

藁にもすがる思いで、テイクアウトを始めたけど全然売れない!

それもそのはず、消費者がテイクアウトを始めたことを知ってくれなければ、買いにも来てくれません。

「ふらっと前を通って」ということもあるかもしれませんが、今では不要不急の外出を避けているためそんな偶然の出会いの機会も少ないのです。

積極的にテイクアウト情報を発信していかなければ、買いに来てもらえないのです。

常連客へのお知らせ

まず、最も足を運んでくれる可能性が高いのが常連客です。連絡先を知っている限りでいいので、電話、メール、SNS、手紙。可能な手段でテイクアウトのお知らせをしましょう。

私もそうなのですが、本当はこんなときだからこそお気に入りの飲食店は応援したいと思いながら、外食ができないジレンマを持っている人も多いので、力になれることを嬉しくさえ思います。

SNSでの発信

最近では、SNSで飲食店を探す消費者が増えています。たとえばInstagramで#熊本テイクアウトなどのタグで投稿を探す人が増えているので、積極的にSNSで発信していきましょう!

また、一度購入してくれた方がSNSで発信してくれるようなサービスもあると良いかもしれません!

Googleマップ(マイビジネス)に配達可能で登録

ユーザーの増えているGoogleマップでも、飲食店を検索できます。Googleマイビジネスに登録していると飲食店では設定で「配達可能」という選択肢があります。

これにチェックを入れると「配達」「デリバリー」などで検索したときに表示されるのでぜひ活用しましょう。

ですが、現状、Gooleマップで店舗情報を管理するGoogleマイビジネスの申請には1ヶ月前後の時間がかかるので、まだ未登録のお店では少し時間がかかるのがネック。早めに登録を!

チラシのポスティング

チラシを作成し、近隣の住宅やオフィスに配るという、昔ながらの手法も効果的。

とくに住宅街やオフィス街など繁華街から離れたエリアではより効果的でしょう!

テイクアウトは激戦化?生き残るための戦略が必須

今回のコロナ対策で多くの飲食店が生き残りのためテイクアウトを始めています。

実際、繁華街に出ると、マルシェかなにかのようにテイクアウトの食事が並んでいます。ただでさえ厳しい状況下で、さらに差別化していかなければ、勝てなくなっているのです。

人員に余裕があればデリバリーするだけでも需要はかなり高いですし、

金額の強み、メニューの強みが必要です。それこそ既存の弁当屋も競合になるので、ノウハウが無いからこそアイディアやサービスで勝負しましょう。

テイクアウト以外の収益構造を考える

テイクアウトのお弁当も今でこそ需要が高いですが、付け焼き刃のお弁当では採算も合いませんし、新型コロナの影響が長期化した場合、それだけで凌ぐのは難しくなっていくでしょう。

そこで必要となるのは、テイクアウト以外の収益構造を考えていく必要があります。

例えば、仕込みを済ませた食材の冷凍を通販で販売したり、家庭で料理をする人が増えているので動画でレシピを公開したり、飲食店のスキルを生かした取り組みはいくらでもあると思います。

実際に閉店される飲食店もかなり多い中で、この佳境を乗り越えるために、しっかり戦略を考えましょう。

この記事のキーワード:

ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

CONTACT

広告のことで悩んでいることがあれば、
お気軽に河内研究所にお問い合わせください。
全力で最適な広告提案をさせていただきます。

お問い合わせはこちら