コラム
COLUMN
肥後ジャーナルのあの記事の裏側 飲食店座談会
弊社、河内研究所が運営している熊本のローカルウェブメディア「肥後ジャーナル」。
河内研究所のメンバーに加え、県内在住のライターさん達と一緒に熊本の最新情報を取材し、お伝えしています。
ですが、記事にできるのは取材中に聞いた話の本当に一握り。肥後ジャーナルの取材中に聞いた話や、執筆に対する思いを紹介します。
今回は「コロナ危機をどう乗り越える??飲食店オンライン座談会」の記事の経緯と、裏話をお話します。
飲食店と消費者の温度差を埋めたい
この記事では、新型コロナウイルス感染症の影響で、危機が訪れている飲食店経営者の方々に参加いただき、現状とこれからについて伺いました。
飲食店を応援したいと取材に回る中で、飲食店のみなさんの苦悩や不安を耳にしました。記事中でも触れていますが、この状況が続けば「半年後には、街中のラーメン店の半分がなくなる可能性もある」というほど危機的な局面で、これは他業態の飲食店でも大なり小なり同じ様な状況です。
どうにか乗り越えようと、テイクアウトやデリバリーを始めるお店も増えましたが、売上や利益率は通常営業時より下がる現実。
実際に、一般の消費者には、そこまでの危機的な状況が伝わっておらず、もっと現状を知ってもらい、応援ムードを加速させなければ、熊本の街並みが変わってしまうのではないか。
そんな危機感から、座談会を企画し、肥後ジャーナルで発信しようと決めました。
三密を避けるために、会議ツールzoomを使用する形で、オンライン上で実施しました。
肥後ジャーナル 初めてのオンライン取材
肥後ジャーナルの取材は、普段、現地に足を運んで実際に見て触れて記事にすることがほとんど。
なので、オンラインでの取材は初めての試み。
「こんなときに、協力してくれる飲食店の方なんているのだろうか」そんな不安の中で、お声掛けさせていただきました。
実際にお店が大変な中で協力してくださった4名の皆さんには感謝しかありません。
初めてすぐにトラブル発生。
私の音声だけ聞こえない。
これまで、有線イヤホンを使っていたのに、イキってワイヤレスイヤホンを使ったら、うまくペアリングできていませんでした。
Amazonで中国製の安いのを買ったから電波が不安定なようでした。やっぱり高くてもAirPodsとかの方が安心安全です。
しかも、座談会を初めて気付きました。
「そういえば、座談会の司会なんてしたことない」
今までは1対1の取材がメイン。同じ感覚でいったら、全然違う!!
グダグダながら、もう本当に良い人たちばかりで、察してお話していただけました…。感謝しかございません…。
前を見ていられる経営者
座談会の内容は記事を読んでいただいた方が早いので、この場では割愛させていただきますが、厳しい状況下でも、世の中の変化を見据え、何ができるのか必死に考えて行動されている方々ばかりでした。
しかし、話の中で「ここにいる皆さんは、行動できている方ばかりだが、実際は何をしていいのか分からない飲食店の方が多い」という発言がありました。
売上が減少する中で、なにか対策をと考えてもお金がかかってしまいます。助成金でしのぎつつ、先を見据え融資を受けるとしても、返していけるのか分からない。そんな不安を抱えながら、新たな一歩を踏み出すのはとても勇気のいる行動です。
「もう閉めてしまう方が、楽かもしれない」という声もあります。それを否定できないのも事実です。
ですが、肥後ジャーナルでは元気ある熊本を発信し続けたいと考えていますので、
弊社としても、勇気を出して、続けようそんな飲食店の応援していきたいと思います。
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ライター紹介
山田 桂士
マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。
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