コラム
COLUMN
2021.03.15
受難続きのJR九州だけど、流れ星新幹線が素敵だった話
坂田
10年前に九州新幹線がデビューした時の記憶が、全くといって良いほどありません。
そのころ関東に住んでいた私は、東日本大震災でてんやわんや。
住んでいた地域ではせいぜい震度5強でしたが、エレベーターも地下鉄も首都高も何もかもストップ。
大混乱の中でオフィスから10キロ歩いて帰った翌日が3月12日でした。
九州新幹線のデビューのニュースは、首都圏でも流れていたのかな。
少しは報じられていたのかもしれないけれど、あの未曾有の災害時には決して扱いは大きくなかったはずです。
まだ救助を待つ人も多く、計画停電だ、福島原発だという混乱の中で、JR九州の関係者の方々はどんな思いでおられたのでしょうか。そんなことを今になって思います。
そして10年が過ぎ、開業10周年!!と派手にいきたいところで、まさかのコロナ禍です。
豊肥本線の全線復旧に続くおめでたいニュースなのに、お祭りにはできないもどかしさ。
そんな中で今回JR九州が企画したのが「流れ星新幹線」。
これがもう、本当に素敵な企画です。
3月14日の夜、みんなの願いを乗せて鹿児島中央から博多駅へひた走る新幹線。
たった一晩だけ、一便だけ、キラキラと輝きながら尾を引いて走る。新幹線が、流れ星になる。
という訳で、見てきました。
開業10周年おめでとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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ライター紹介
坂田 恵里
ライター兼雑用係。移住組のよそ者ですが、熊本が大好き。おいしい飲食店の情報を探すうちに肥後ジャーナルに出会った元読者です。
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