コラム
COLUMN
2021年の桜開花、早すぎ問題
タイトルの通りですが、2021年の桜の開花が早すぎるのでは、というお話です。
熊本地方気象台が熊本県内の桜(ソメイヨシノ)について開花を宣言したのは3月17日、水曜のことでした。
これはかなりの早さで、例年と比べて6日も早いのだそうです。満開が24~27日との見通しが出されました。
開花・満開とも、ざっくりイメージで「いつもより1週間は早い」という感じでしょうか。
とはいえ、満開になるのが24〜27日といっても、場所によってはそれより前倒しになりそうです。
開花宣言の2日後の熊本城、長塀前の桜です。
8分咲きくらいまで咲き進んでいるように見えました。
この週末の雨で、花びらが落ちてしまったのではと心配です。
2020年の春、未知の新型ウイルスに日本中が恐れおののき、右往左往していたことを思い出します。
お花見で宴会をするのはやめてください!という呼びかけが、しきりに流れる春でした。
「来年も桜は咲くのだから、今年くらい我慢しましょうよ」というような論調が大半だったけれど、まさか2021年になっても気軽にお花見に行けないなんて。
1年前、一体どのくらいの人がそんな予想をちゃんとできていたのかな。
高齢者は、あと何回この桜を見られるのだろうと春になるたびに思うと聞きます。
そんな人たちにとって、2年も続けて親しい人や離れて暮らす家族とのお花見も気軽にできないなんて、どれほど酷なことなのでしょうか。
新型コロナウイルスの、早期収束を願います。
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ライター紹介
坂田 恵里
ライター兼雑用係。移住組のよそ者ですが、熊本が大好き。おいしい飲食店の情報を探すうちに肥後ジャーナルに出会った元読者です。
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