コラム
COLUMN
意外と早くにGo To トラベルキャンペーンが始まるらしい件
新型コロナウイルスの影響が大きかった観光業界を助けるべく、国内旅行の代金が割引になる「Go To トラベルキャンペーン」が始まることが発表されました。
制度の概要
今ひとつ全貌が見えてこないものの、ざっくり言うと
・国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を支援
と言うものです。観光庁のウェブサイトに資料がありました。
旅行代金の半額補助(ただし1人1泊当たり最大20,000円まで)があります。
半額補助と言っても、旅行代金そのものが半額になる訳ではなく、70%程度は旅行代金から割引、30%程度は現地で使える地域共通クーポンとして付与されるようです。
注意すべきは個人で予約した交通機関は対象とならない点。旅行とは見なされないのか、飛行機や新幹線などを自分で予約しても対象にはなりません。
一方で、クルーズや寝台列車は宿泊とみなして補助の対象となると言われています。
また、上限が1人1泊あたり20,000円なので、交通機関+宿泊施設のセットになっているパッケージ商品を利用するのが一番おトクになるようです。
1泊1人あたり40,000円を超えるような高級旅館やラグジュアリーホテルを利用する場合は、宿泊施設のみの予約でも限度額いっぱいになる計算ですね。
20,000円の枠をフルに使って、これを機にちょっと値の張る近場の温泉旅館に行く、なんていうのもありかもしれません。
Go Toキャンペーンの期間
キャンペーンの期間がいつからいつまでなのか、ここがちょっと物議をかもしている部分です。
スタートは2020年7月22日(水)。
4連休に合わせたというところでしょうか。すでに予約済みの宿も、あとで申請することでさかのぼってキャンペーンの適用になると言われています。7月中の旅行などを手配済みの人は、領収証を捨てずに取っておきましょう。
キャンペーンの終わる時期は今のところ明示されていませんが、2021年春頃までと言われています。
Go Toキャンペーンは、もともと「新型コロナウイルス感染症の収束後に」観光業の支援や地域振興を目的として行われるはずだったもの。収束どころか、都圏を中心に再び感染拡大が見られる中で旅行をすすめるキャンペーンを行うのは、時期尚早ではないかと言う意見も多く聞かれます。
地域振興のために
なし崩し的に始まるとも思われるGo Toトラベルキャンペーン。
コロナはちょっと心配だけれど、始まる以上は制度を活用して地域振興に役立てよう、と思って気持ちを切り替えていくことも必要でしょう。
トラベルと言っても、遠出せず県内を目的地にした場合でも使えます。県内各地で豪雨により大きな被害が出てしまった今、営業再開を待って被災地へ旅行に行くのも支援のひとつではないかと思います。
被害の大きかった地域では、すぐの復旧・復興は難しいかもしれません。宿泊施設によっては、建物をそのまま使い続けることができない可能性もあるでしょう。
それでも早期に復旧できて、1日も早くお客さんに来てほしいというところも出てくるはずです。今回の豪雨で直接被災していなくても、地震からようやく立ち直ってきた場所だって県内にはたくさんあります。
コロナウイルスの様子を全力でうかがいながら、個人でできる範囲の対策を取りながら、楽しく旅行に行けたら良いなと思います。
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ライター紹介
坂田 恵里
ライター兼雑用係。移住組のよそ者ですが、熊本が大好き。おいしい飲食店の情報を探すうちに肥後ジャーナルに出会った元読者です。
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