コラム
COLUMN
賃貸物件で雨漏れした時に必要なこと
こんにちは。森川です。
最近雨が続きますね。熊本でも年々雨脚が強まっている気がします。
こんな時期に出てくる問題の一つに、雨漏れがあります。
2020年の今、マンションやアパートの賃貸物件にお住まいの方も多くいらっしゃると思います。
もし、家賃を払っている部屋で雨漏れしてしまったら…?
初めて自分の部屋で雨漏れした際は、思っていた以上に結構パニックになるものです。
前職で不動産管理会社に勤めていた経験から、賃貸物件で雨漏れした場合に必要なことをお伝えしようと思います。
まずは写真を撮ること
雨漏れが原因で大事な家財道具が濡れてしまったら、すぐに乾かしたり掃除したくなるかと思います。
しかし、片づけをする前に必ず写真を撮りましょう。スマホで結構ですので、雨漏れした証拠を残すことが大事です。
雨漏れ個所や、被害状況をできるだけ細かく撮ることが大事です。
後々家財の買い直しが必要になった際には、大家さんとの交渉に非常に有効です。
自身の家財保険で負担する場合でも、証拠として非常に有効なものになります。
応急処置も大事
天井や壁・床が雨漏りによって被害が出た場合、自身でも応急処置が必要です。
タオルで拭きあげたり、雨漏り個所にバケツを置くことが大事です。また、漏電の可能性がある電化製品や電子機器のコンセントは早めに抜きましょう。
いくら天災による被害でも、雨漏れを放置して、更に別の部屋へ被害を広げてはいけません。
損害の拡大が明らかであるのに通知や対処をせずに放置した場合、善管注意義務の違反と判断される場合もあります。
雨漏れした上に、修繕費用の負担までしてしまうのは大変ですよね。
もちろん自身でできる範囲で結構ですので、応急処置には気を付けましょう。
家主や管理会社へ早めの連絡を
賃貸物件にお住いの場合、入居者は当然ですが借主の立場になります。
家主さんや管理会社さんが必ずいらっしゃいますので、雨漏りの状況や修理の日程について早めに連絡して下さい。
家主さんや管理会社さんの連絡先を把握していない方は、早めに賃貸借契約書等から確認することをお勧めします。
もし家財に被害があったら
雨漏れ自体の修理は大家さん、もしくは管理会社に修繕義務があります。
しかし、自身の家財道具になると話は変わってきます。どこまで弁償・保証して頂けるかは契約書次第になってきます。
また、近年はほとんどの賃貸物件で契約時に火災保険に入ることが明記されています。
雨漏れによる被害について、その火災保険の適応範囲になっているかも重要です。
契約書や火災保険の証書がどこにあるのかを、今一度確認しておくのも大事でしょう。
まとめ
家財道具が被害にあった場合、家主さんが弁償してくれると思っている方が意外と多くいらっしゃいます。
大雨による雨漏れは、入居者も被害者ですが、家主さんも被害者です。
契約内容によっては交渉が可能ですので、何度もお伝えしますが、契約書の確認をお勧めします。
また、家主や管理会社に修繕の連絡をするときは、日程を確定させることも重要です。
日程をあいまいにせず、具体的な打ち合わせをしておきましょう。
大雨が続く毎日ですが、皆さんくれぐれもご注意ください。
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ライター紹介
森川 峻輔
前職は不動産管理職。熊本の土地柄はお任せあれ。
映画を愛し、今でも劇場へ月4~5回は足を運び鑑賞した映画はすべて記録しています。観た日付、本数を記録しています。その数、年間250本。
企業・店舗の魅力を丁寧にヒアリングし、世の中に広めていくお手伝いをいたします。
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