COLUMN

2020.12.07

猫にまつわる慣用句の話

坂田 坂田

今日も猫が3匹走り回っている河内研究所。

日々の暮らしの中に、こんなに猫が入り込んできたことはありませんでした。

ライターとして言葉には敏感でありたいと日頃から思っていますが、最近とみに気になるようになったのは、猫に関連する言い回し。

「猫」がつく慣用句って、たくさんあるんです。

猫の額(ねこのひたい)

小さく狭い場所のこと。「猫の額ほどの土地」なんていう使い方をします。

第三者が使うこともあれば、自分の土地を謙遜して言う場合も。

そんな猫の額、オデコあたりは、見てみると確かに狭い。でも指先で撫でてあげると、割と喜びます。

猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)

とてつもなく忙しい時に、それほど役立つとも思えない手であっても借りたいという例え。

いや、でも猫の手は可愛いので普通に借りたいです。役に立つとかの話ではないです。

ずっとモフっていたい。爪出されると痛いけど。

泥棒猫(どろぼうねこ)

人聞きの悪い響きですが、よそ様のものを盗んだ場合などに罵声として浴びせる言葉。

主に昼ドラなどで聞くだけで、実生活で耳にしたことはありません。というかもっぱら彼女持ちあるいは妻子ある男性と恋仲になった女性を形容する言葉なのでは。

使いどころ少なめのワードです。

猫撫で声(ねこなでごえ)

これは2つの考え方があって

1.猫を可愛がって、媚びるように話しかける声

2.猫を撫でると出す甘えたような鳴き声

という解釈に分かれます。何となく1のイメージでしたが、最近2の可愛さを知ってしまったので2の解釈で行こうかと思っています。甘えられたい。

猫可愛がり(ねこかわいがり)

猫を可愛がるように、やみくもに甘やかして可愛がる様子。溺愛すること。

これまであまりピンと来ていなかった言葉でしたが、今はよく分かります。

もうめちゃくちゃ可愛いので、私の椅子を占領していようが、キーボードの上に飛び乗って書きかけの原稿が「営業時間tッッッッッッッッッTtっっっっっっっっっっっっっt」とかになっても許します。やみくもに甘やかしています。

まとめ

このほかにも、猫に関係することわざや慣用句はたくさんあります。猫に小判、借りて来た猫、窮鼠猫を噛む。

こんなに多くの言葉があり、さまざまな切り口で使われる。猫って日本人の暮らしの中で、ずっと身近な存在だったのだなあと思います。

何気ない言葉の端々に宿る、猫と人との長い関わりに思いを馳せます。

そしてうちの猫たちも、私たちとの暮らしを通して楽しく幸せに過ごせていたら良いなあ、と思うのです。

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