コラム
COLUMN
点描熊本 2020年4月の終わり
毎度コロナのことばかり書くのもどうかと思いつつ、 2020年のゴールデンウィークを目前に、今の熊本がどうなっているのか、備忘録として書きとめておこうと思います。
熊本県内で初めての新型コロナウイルス感染者が出たのは2月22日。
緊急事態宣言が熊本を含む全国に出されたのは4月16日。首都圏や関西、福岡に出された9日後のことでした。
4月26日現在では、熊本県で47例の感染者が確認されています。
街中の様子
熊本市中央区のいわゆる「街」に近いエリアに暮らしていると、4月半ばごろから目に見えて人通りが少なくなってきたと感じます。不要不急の外出を控えているため毎日観察できている訳ではありませんが、緊急事態宣言が出てから特に様子が変わってきた印象です。
取材や打合せなどで上通や下通エリアに出かけると、シャッターが降りている店が目立つようになってきました。
下通では4月24日から、毎週金曜12時に「フライデーオベーション」が始まりました。
(アイウェアショップVisioさんの店頭です)
「医療・介護関係者、そして私たちの命を支えてくれる全ての皆さんに感謝の拍手を」という取り組みです。商店街で働く人たちを中心に、皆で1分間の拍手を送ります。
こんな時だからこそ他者を思いやること、感謝やリスペクトの心を表現することが大切なのだと感じます。
飲食店さんの現状
街中の飲食店さんは、いつもどおり営業しているお店はほとんど見かけません。
あらゆるジャンルの飲食店さんが、いつもとは違うテイクアウトのお惣菜やお弁当のみで対応しておられます。
(弐ノ弐さんのお惣菜、期間限定の半額キャンペーンでした。おいしかったです)
目を引くのはその安さ。利益なんかほとんど出ないんじゃないかと思うような値段のことも、よくあります。
仕事を終えて家に帰ろうという時、そういう安くておいしいテイクアウトがあるのはとても助かるし、おこがましいかもしれないけれど少しでも応援になればと思って買っています。
河内研究所の自社メディア「肥後ジャーナル」でも、「コロナに負けるな応援企画」として、さまざまな対策をとりながらおいしいものを作りつづけている飲食店さんをいくつも取材させていただきました。
経営者さまご自身から応募いただいたり、常連のお客さまが推薦してくださったりと経緯はさまざまながら、どこも素敵なお店ばかり。改めて熊本にはすばらしいお店がたくさんあるのだなと気づくのと同時に、何とかしてみんなで生き残らなければ、と思うのです。
家にいられる人は全員、STAYHOME
(サクラマチクマモトも、医療関係者をはじめウイルスと闘う人々への感謝と応援のためブルーのライトアップがなされています)
ともかく医療崩壊を起こさぬことが大きな課題になっています。今年のゴールデンウイークは「Stayhome週間」。
医療やインフラ関連、生活必需品の供給に関わる仕事などでやむを得ず出勤する人などをのぞき、うちで過ごそう、と呼びかけられています。
大型店を中心に、GW期間中は臨時休業されるお店も多くなってきました。
経済的には苦しい局面が続きますが、何とか良い結果に結びつけばと思います。
あの時はマジで大変だったね、地震よりヤバかったもんねと、笑って話せる日が早く来ることを願って。
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ライター紹介
坂田 恵里
ライター兼雑用係。移住組のよそ者ですが、熊本が大好き。おいしい飲食店の情報を探すうちに肥後ジャーナルに出会った元読者です。
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