コラム
COLUMN
約2000本の映画を観てきた森川が選ぶ【おすすめ“秋”映画】
こんにちは。森川です。
以前【おすすめ“夏”映画】を紹介するコラムを書きましたが、今回はおすすめの秋映画について紹介しようと思います。
だいぶ寒くなり始めましたので、まだ秋なのか微妙ではありますが、11月なのでセーフでしょう。
ホラーマニアのミュージシャンが初監督したカルトホラー映画
出典 Amazon
まずご紹介するのは、「マーダー・ライド・ショー」という2003年の作品。
熱狂的なホラーマニアでも知られるロブ・ゾンビいうロックミュージシャンの監督作品です。
アメリカの田舎をドライブしていた4人の若者は、給油のついでに不気味な博物館に立ち寄る。そこではエド・ゲインやアルバート・フィッシュといった有名な殺人鬼たちの人形が展示してあり、4人はその中のひとりであるドクター・サタンという人物に興味を持つ。博物館の主人からドクター・サタンの逸話を聞くと4人はその場所を後にする。その途中で美女のヒッチハイカーを拾い、その後何者かによって車がパンクさせられ、大雨の中に立ち往生してしまう。そこで4人は美女のヒッチハイカーの家に一時避難させてもらう。
好き嫌いがハッキリ別れる映画です。
続編の「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」が2005年に制作され、更なる続編の「スリー・フロム・ヘル」が2019年に14年ぶりに制作されています。熱狂的なファンがいるのでしょう。
このコラムを書いている今現在は過ぎていますが、ハロウィン映画としていかがでしょうか?
11月のイマ観て欲しい恋愛映画
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先ほどのホラーとは違い、キアヌリーブスとシャーリーズセロンの恋愛映画「スウィート・ノベンバー」という2001年の作品です。
エリート広告マンのネルソンは、昼夜を問わず仕事に明け暮れる孤独な男性。そんなある日、彼は自動車免許更新の為に訪れた運転試験場で、サラと名乗る美しい女性と出会う。答えを教えてくれといって試験官に間違われ、彼女は30日後に再試験となる。彼の家に押し掛け、1ヶ月車に乗せろと要求。「11月中の一ヶ月間、自分の恋人になっていい」という驚きの提案を持ちかける。しかもそれには「期間中は一緒に住むこと」「期間中は一切仕事をしてはいけないこと」という条件がついていた。
その年のゴールデンラズベリー賞の、「最低リメイク及び続編賞」「最低男優賞(キアヌ・リーブス)」「最低女優賞(シャーリーズ・セロン)」にノミネートされたらしいですが、個人的には嫌いではありません。
終わり方に若干の中途半端感は感じましたが、11月中の鑑賞がおすすめです。
劇中のエンヤの曲も作品を引き立てており、鑑賞の際はそちらも是非チェックを。
文豪ドストエフスキー原作を映画化した、不思議な作品
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次にご紹介するのが、2014年に公開のイギリス映画「嗤う分身」という作品。
この作品が秋映画なのかはわかりませんが、日本公開が11月で私もその時に鑑賞しているので、私の中では秋映画認定です。
気弱で大人しい性格のサイモン・ジェームズは、友人も恋人もおらず、職場ではその存在を無視される日々。唯一の楽しみといえば、自宅の向かいに住む恋しい同僚・ハナの生活を、望遠鏡でこっそり覗き見する事だった。
そんな彼の職場に、ある日突然、自分と全く同じ容姿をしたジェームズ・サイモンという男が入社してくる。然しジェームズ・サイモンはサイモン・ジェームズとは正反対の、明るく誰にでも好かれて要領の良い性格。そしてジェームズは忽ち職場の人気者となり、サイモンの仕事を横取りしては上司に気に入られ、挙句ハナの心をも掴んでしまう。斯くしてジェームズに自分の人生を乗っ取られてしまったサイモンは……。
スリラー映画というジャンルに分類されるようですが、世界観が独特過ぎて正直完全には理解できていないです。
時代設定やどこの国の話なのかも、イマイチわかりません。突然「上を向いて歩こう」等の日本歌謡曲が流れ出したりもします。
秋という暑いとも寒いとも言えないこの季節に、不思議な世界観を味わうのも良いかもです。
ただただ散歩するだけのロードムービー
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洋画が3本続きましたので、次は邦画を。
2007年公開の、オダギリジョー主演の「転々」というロードムービー作品です。
幼い頃に両親に捨てられた孤独な青年・文哉。現在大学8年生の彼は、いつの間にか84万円もの借金を抱えていた。返済期限が迫ったある日、彼は借金取りの福原から奇妙な提案を持ちかけられる。それは、吉祥寺から霞ヶ関まで福原と一緒に散歩するだけで借金がチャラになり、100万円の報酬までもらえるというものだった……。
オダギリジョーと三浦友和の二人が、ただ散歩しています。
どこかほっこりしていて、ゆるくて、小ネタも満載です。
心地よいこの季節、この映画を観た後に散歩に繰り出しても良いですね。
ルームシェアを題材に、それぞれの人間ドラマを描く物語
最後にご紹介するのは、我らが熊本出身の行定勲監督の2010年制作、「パレード」という作品です。
都内のマンションに暮らす男女4人の若者たち。几帳面で健康オタクの会社員・直輝、自称イラストレーターの未来、無職で恋愛に依存している琴美、先輩の彼女に恋をしている大学生の良介。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、自分を装い、優しく怠惰に共同生活を続けている。そこに男娼のサトルが加わり、町では女性を狙った暴行事件が連続して起こり始めた。やがて日常は歪み始め、思いもよらぬ結末が訪れる――。
藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、小出恵介、林遣都の豪華俳優陣の人間ドラマです。
ホラーではありませんが、ラスト15分くらいはゾッとします。
この作品が秋映画なのかはわからないですが、陰鬱とした雰囲気が秋っぽい気がしたので、私の中では秋映画です。
まとめ
おすすめ夏映画のコラムの際、たった2本かよという声を社内外から頂きましたので、今回は少し本数を増やしてみました。
朝晩は冷えますが、まだ日中は暖かくもなるこの季節は、ぼーっと家で映画を観てみるのもおすすめです。
次は寒くて家から出たくなる時期に、おすすめ“冬”映画をご紹介しようと思います。
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ライター紹介
森川 峻輔
前職は不動産管理職。熊本の土地柄はお任せあれ。
映画を愛し、今でも劇場へ月4~5回は足を運び鑑賞した映画はすべて記録しています。観た日付、本数を記録しています。その数、年間250本。
企業・店舗の魅力を丁寧にヒアリングし、世の中に広めていくお手伝いをいたします。
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