COLUMN

2020.01.17

Re:ゼロから始める広告戦略 熊本で始めるプロモーション

山田 山田

こんにちは、河内研究所の山田です。

みなさん、広告って活用されていますか?商品やサービスを広く認知させ、購買や利用に繋げるには、広告の運用が必要不可欠です。

ですが、インターネットやマニュアル本に掲載されているような広告運用の知識や情報、テクニックは東京ベースに考えられていることが多いのです。人口や経済規模、人々の関心、地域性などさまざまな環境が異なるので、地域でそのまま実践しても上手く行かないケースが多いのです。

そこで、熊本で通用する広告運用の始め方についてお話したいと思います!

もはやテレビCMは古くてウェブ広告の時代という勘違い

一概に広告といっても、その種類はさまざま。

テレビCM、やラジオ、新聞広告など大勢に伝えるマス広告や、雑誌などの紙媒体、電車やバスを使った交通広告、チラシを家屋に投函するポスティング広告、インターネット上のSNSや検索機能、ウェブサイトに表示するウェブ広告などです。

一般的には、マス広告の効果は年々低下しており、ウェブ広告の効果が上昇していると言われています。

これは私達の生活が豊かになるにつれ、消費者の触れる媒体が増えたことで、情報の入手先も多様化しているためです。

確かに、テレビの視聴者数や新聞の購読者数は年々減少の一途をたどっています。逆にスマートフォンが日常に溶け込んでいることや、技術の革新によって、ウェブ広告はより効果的になっています。

しかし、大切なのは自社の商品やサービスの情報を誰に届けたいかなのです。

やはり、高齢者にはテレビCMや新聞広告がかなり効果的ですし、車社会の熊本では首都圏と比較してラジオを視聴する人が多いため、比例して効果も増加します。

そのため安易に「時代はインターネット!テレビや新聞は古い!」と考えてしまうのはもったいないのです。

広告は戦略的に長期戦を挑むべき

広告は短期的に予算を投入して運用することで目に見えて効果がでます。しかし、広告の掲載が過ぎてしまえば、目に見えて効果が薄れてしまいます。この方法は単発のキャンペーンなどの告知には問題ありませんが、商品やサービスを長期的に販売してきたい場合にはコストパフォーマンスが悪いです。

そのため自社の定番商品や主力商品の場合、根気強く長期間に渡り広告を出し続ける必要があります。

特に、地域で愛される商品として地位を確立したいのであれば、「あ、このCM知ってる!」と思ってもらえるレベルまで刷り込みが必要なのです。

これもただテレビCMを流せばいいというわけではなく、同時期にウェブ広告を展開したり、現場や販売店に協力を仰ぎキャンペーンを展開したりしながら、相乗効果を生み出していく必要があるのです。

そのためには広告を出す前に、しっかりと戦略設計していく必要があります。

まずは戦略設計

ですから、広告を出す上で何から始めればいいのかといえば、戦略設計なのです。

しっかりと目的を決め、ターゲットを設定し、媒体を選定、実際の購入や問い合せまでの動線を設計し、売上目標から予算を算出します。

予算に関しては、販売価格を決める際に何%を広告費にするかも決めておくと良いでしょう。これを決めて置かなければ、広告予算をどこから捻出するのかも悩みの種になってしまいます。

「自社の商品はモノがいいから口コミで広がる!広告はいらない!」という意見もありますが、口コミを広げてくれるお客さんに認知されなければ、最初の広がりが見えません。

良いものだからこそ、探している人、求めている人もいるのです。広告は売りつけるために出すのではなく、必要としている人に見つけ出してもらうために出すのです。

東京では人口も多く、予算さえかければ誰かしらに届くのですが、人口の少ない地方都市では、手段を間違えると予算をかけても目につかない可能性が高いのです。しっかり戦略をたてて有意義な広告を運用していきましょう!

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ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

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