COLUMN

2020.06.02

企業の看板として経営者の顔を売るメリット・デメリット

山田 山田

企業の認知度を向上させたい!と言ったときに、手法の一つとして、経営者のキャラクターを売りにして全面に押し出すというテクニックがあります。
アパホテルや初代のジャパネットたかたなどが有名です。
経営者の顔が見えるというメリットがある反面、経営者の交代時の問題などのデメリットもあります。
今回は、企業の経営者が顔出しするマーケティング手法について解説します。

経営者の顔を売る戦略は2パターン

経営者の認知度は、企業の認知度と比例します。

事業内容と関わらずとも経営者が有名になれば、企業も有名になるのです。たとえば、ZOZOの前澤社長や高須クリニックの高須院長は、個人としての行動が有名になっていますよね。この様な経営者が有名になることで、企業イメージを牽引するパターンが一つ。

もう一つは、ジャパネットたかたの高田前社長のように自らが全面にでて事業を展開することで印象づけるパターンです。
熊本でも、経営者の顔が出ている看板など見かけることはありませんか?人の顔は目につくので、記憶に残りやすいのです。

誰がやっているのか、という点は真偽はともかくとして顔がみえるだけで安心されやすいのです。
特にその人がメディアなどでも紹介されるような有名人だったらなおのこと。
企業のマーケティング戦略としては、手法のひとつとなるでしょう。

経営者の交代や不祥事でイメージダウンの恐れも

安心感や広報力のメリットがある反面、当然ながらデメリットも存在します。
まずは、経営者の交代です。看板役が

ある程度、基盤が出来上がっていて企業や事業の認知度が向上していれば問題ありませんが、経営者の存在に頼り切っていたらちょっと危険。

また、万が一経営者に個人的な不祥事があった場合、企業イメージも傷つきます。

そのため、認知度向上の為に、経営者が表に立ち、徐々に企業としての露出に切り替えていくと安全です。

時代の変化に応じて、舞台も変化

現在では、SNSで多くのフォロワーを抱える経営者もおり、企業広報とは別に情報を発信しているケースもあります。一般消費者というよりは、コアなファンや業界関係者の間での反響が大きいのですが、BtoB企業にとってはかなり効果的な手法です。

経営者個人のブランディングが企業のブランディングにも繋がります。
リスクもありますが、正しくトライできれば効果も期待できます。

YouTubeやnoteなども発信源として有効ですので、少しずつ挑戦するのもありかもしれませんよ!

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ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

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