COLUMN

2020.07.04

綺麗で整った文章が売り上げにつながるとは限らない

株式会社河内研究所 株式会社河内研究所

「皆さんは、綺麗で整然とした文章を読んで、何かを買いたいと思いますか?」
とても綺麗で整った文章は美しいと感じたり、なるほどねとも思うでしょう。しかし、このような”いい文章”が必ずしも売り上げにつながるかというと決してそうではありません。「美人は3日で飽きる」と言いますが、似ているのかもしれませんね。

もちろん、ターゲットやブランドイメージにもよります。しかし、もっと大事なのは綺麗にまとめる事よりも「分かりやすさ」や「伝わりやすさ」を意識して書けているかです。これを意識するだけでも、訴求力はかなり違ってきます。
それでは、具体的にご説明します。

売り上げにつなげる為には?

□「詳しい」も大事だけれど、「分かりやすい」はもっと大事

大手量販店で買い物をする時と、地元の小売店で買い物をする時を想像してみてください。
確かに、大型店であれば見たことのない商品がズラリと並びワクワクしながら買い物ができます。しかし、時間が経つに連れてあまりの選択肢の多さに、どれを選んでよいか決め切れず結局何も買わずに帰ってしまった経験はないでしょうか?

それとは対称的に、小さな小売店だけれどもなぜかいつもお客さんが絶えないお店もあります。
店内をよく観察してみると、大型店にはないある特徴がある事が分かります。

小売店は、お店に置ける商品数に限りがある為、予めスッタフおすすめの商品を厳選してラインナップされてます。その為、店内へ入った時点ですでに目的の商品が数点にピックアップされた状態というわけです。消費者からすれば、大量の商品の中から選択する時間が短縮され効率が良く、お目当ての商品さえ見つかれば購入意欲も高まるというわけです。

このように、細かく詳しく伝えるよりも、受け取る側が知りたいであろう情報を分かりやすく伝える事が大事なのです。

□買いたい!の背中を押してあげる

某有名学習塾のCMで一時期流行った「やる気スイッチ~君のはどこにあるんだろ~♪」のフレーズは懐かしいですね。
このフレーズは凄く良く出来ています。CM曲の続きを歌ってみると、「見つけてあげるよ~君だけのやる気スイッチ♪」というフレーズがありますが、実はマーケティングに於いても大事なフレーズなのです。

先述したように、”分かりやすく伝える”事が大事なのは大前提としても、それだけではまだ不十分なのです。
商品についてひと通り伝わったとしても、実際に自分にとってメリットが無ければお客様は購入してくれません。そこで、この商品を使うとあなたにとって「こんなに良いことがありますよ」「こんなに便利なんですよ」「時短になって自分の時間を増やせますよ」など、商品やサービスにあった具体的な提案をすることで、購入しようかなと思っているお客様の「欲しい」の背中を押してあげる事が出来ます。

まとめ

今回は接客例を元にご説明しましたが、文章にも同じことが言えます。商品を販売するHPを店舗だと考えると、細かな専門用語を使用し、たくさんの製品を取り揃えたショップページよりも、ある程度厳選した商品を取り揃えたショップページの方が購買意欲は高まります。また、1つの商品をより詳しく説明したページでも、消費者の生活のどのような役に立つのか具体的な事例で説明した方が訴求しやすい傾向にあります。店舗で例えると、POP広告のようなものです。

とはいえ、売り上げにつなげる文章とはなかなか難しいものです。HPやブログ・SNSなどでお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

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