COLUMN

2020.01.31

九州を盛りアゲナイトVol.1参加レポ!最新のGoogle広告戦略とは?

山田 山田

河内研究所では熊本の情報サイト「肥後ジャーナル」を運営しているのですが、ウェブメディアの収益化って結構難しいんです。ぐるなびが運営していた「みんなのごはん」や、KDDIの関連会社が運営していた暮らしの情報サイト「nanapi」など、有名なオウンドメディアでさえ、次々と閉鎖していく中、更新が立ち行かなくなるウェブメディアは多いのです。

逆に、ウェブメディアだけでバリバリ儲けてまっせ!なんて話はあまり聞いたことがありません。

ウェブメディアにとって大事な収益源は広告です。今回はこの広告の運用について、福岡市天神で開催された「メディア収益最大化!for Publisher 九州盛りアゲナイト!」に参加してきましたので、今回はGoogleの方がお話してくれた内容を抜粋して、簡単なレポートにまとめてみます!

九州を盛りアゲナイト!

このイベントは、アイモバイルとGoogle社がWEBサイト、アプリのマネタイズ担当者、コンテンツ運営担当者向けに開催されたもので、両者のスタッフとゲストらが登壇し、広告運用に関する最新情報を発信したほか、ビール片手に情報交換しつつ交流する時間がありました。

Googleの杤木(とちぎ)ケビンさん。

アプリの担当ということで、私達の業務には関係ないな~と思いつつ、聞いていましたが、さすがGoogle。面白いデータをたくさん持っていました。

アプリって、いわゆるスマホアプリのこと。なので、スマホの普及と同時にどんどん市場も拡大しています。全世界で26億人のスマホユーザーがいて、日本でのスマホ普及率は190%なのだとか。

190%って、かなりの人が2代持ってる計算。確かに社用スマホとか含めたらそんななっちゃすよね。

ということで、そんなスマホに入っているアプリの市場も右肩上がりを続けているそうです。数多くのアプリがリリースされているなかで、実は1人あたりのダウンロード数はあまり伸びていないらしく、日米では横ばい、中国に関しては減少傾向にあるそうです。これは意外な話。しかし、その中で売上は伸びているので、収益性の高いアプリが増え続けているんですって。

でも、アプリの売上ってゲームがメインで、日本では9割を占めるそう。それもアプリ内課金が大部分をしめているそう。これは多分アレです。いわゆるガチャです。

ただ、無料で使えるアプリって基本的に広告が入るんですけど、そのアプリ内広告をGoogleも配信しているんです。

それがアプリ制作社の収益になります。

ゲームはもちろんですが、ツール系アプリも、課金(購入含む)収益と広告収益で成り立っています。

ツール系のアプリは生活に入り込むことができる上、所有物的な認識になるので、一度インストールするとなかなか手放さないのだとか。収益率はゲームほどではありませんが、継続率は高いんです。

私達は媒体中心の広告を運用しているので、アプリ広告は意識していませんでしたが、収益率向上の観点から非常に興味深いお話でした。

Google AdSenseの自動広告

続いて、続いて、Googleシンガポールから、諫山絵理香さんがAdSenseの収益向上についてお話してくださいました。

ウェブメディアではGoogleAdSenseを活用して収益を得ているケースが多いです。旧来型のバナー広告は、自分たちで営業して、場合によってはバナーを作成して、請求やレポートをまとめて…と非常に手間のかかるものでしたが、AdSenseの登場で、広告主も媒体側も非常に楽に広告が扱える上に、閲覧するユーザーの興味関心に則した広告が表示されることから、双方の収益向上につながっています。

今回、話の中心となったのが自動広告

これは、サイト上の指定したページに自動でAdSense広告を表示するもの。

これまではAdSenseの表示場所を指定してあげなければなりませんでしたが、自動広告を活用することで、

Googleが最適だと判断した場所に広告が表示されるそう。

ユーザビリティを損なわないために、最大ページの30%に留めるほか、広告をどれくらい表示させるのか調整もできます。

プレビュー画面でここは非表示!なんてこともできるので、広告が増えすぎるのはちょっと…みたいな人にもオススメできそうです。

これって、収益化向上だけでなく、広告担当者の労力も減るので、私達も積極的に活用してみようと思います。

Googleはやはりすごい

なにを今更、といった感じですがGoogleはやはりすごいです。

自分たちで新しい広告の概念を作り、市場を生み出し、さらに進化を続けています。

広告はウェブが全てではありませんが、その重要性は日に日に増してきています。

九州、熊本ではまだまだウェブ運用の最先端の情報は少なく、頭を抱えている広告担当者も多いです。

河内研究所ブログでは、これからも少しずつ、最先端の情報を発信していきますね!

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ライター紹介

山田

山田 桂士

マーケティング事業部ディレクター。前職は地方経済雑誌の記者。
戦略立案のほか、記事の校正作業や、編集全般を行っています。
夜眠るのが得意で、朝起きるのが苦手です。
人口減少という社会問題と、毛髪減少という個人の問題の解決が急務と考えています。

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